現在私は、弊社のロングセラー商品であるキングチョコやフィンガーロールに使用されるパンの生地を作る「仕込み」の仕事をしています。
この「仕込み」という仕事では、パンの基本原料である小麦粉、塩、パン酵母、水を中心として、それぞれの製品の特色となる形状および食感になるよう理論に基づいた生地作りを行っています。

私がイケダパンを志望するに至ったのは、地元である鹿児島を誰もが愛するパンを通じて大いに盛り上げたいという信念があったことがきっかけでした。
そして、会社について調べていくうちに、鹿児島はもちろん、山崎製パン株式会社のグループ会社として、そのネットワークを通じて全国に製品を届けていることを知りました。
そこで、私もイケダパンの一員として鹿児島の熱を全国へ発信したいと思い、イケダパンの門をたたきました。

私は働く中で、自分だけの武器を身につけることの重要さを知りました。入社当初は与えられた仕事を言われた通り消化していました。
しかし、マニュアル通りにしていても毎回同じ成果は得られず、そのときの状況に応じた適切な対応が必要となることを知り、「作業」と「仕事」の違いを痛感しました。
それから、製パンの理論を学び、先輩方の技術を吸収することで職場における自分の付加価値を高め、私しかない武器を絶え間なく磨くことに努めています。

私は売り場で弊社の製品を消費者の方に手にとってもらえたとき、とてもやりがいを感じます。
私の職場は工場になるため、自分が携わった製品が消費者のみなさんに届いているという実感が沸きにくいです。
そのため、買い物に出た際にパンの売り場をのぞくのですが、消費者の方に数あるメーカーの製品から弊社の製品を選んでもらえたところを見かけると、社員全員が一丸となってひとつのパンに注いだ熱意が消費者に届いたことが実感でき、さらなるモチベーションにつなげることができます。

私のこれからの目標は、同期入社したメンバーで新しいパンをこの世に生み出すことです。
現在、私の同期社員は製造部門だけでなく、営業や経理、資材管理など様々な部署の第一線で活躍しています。
そんな製造から流通までを担う同期社員のこれまで培ってきた力で、ひとつの物を創造し新たな流通を開拓することにぜひチャレンジしてみたいです。

就職活動中に社会人としての明確なビジョンが浮かんでいない人も多いと思います。私も同様で、「この仕事がしたい」と具体的に決まってはいませんでした。
しかし、「製パン」への興味をもとに入社し、様々な研修や実務経験を積むうちに今では明確な目標を持てるまでに至りました。わずかでも製パンに対して興味がある方は、ぜひ私たちと一緒にイケダパンで働いてみませんか。